やさしい起業

起業は難しくない!会社員で働き続けることだけが正義ではない時代を乗り切るための手段。

管理職の4割が「なりたくなかった」

インバスケット研究所が、500人を超す管理職に行った調査結果によれば、なんと4割近くの人が「管理職になりたくなかった」と回答しているのだとか。


これはちょっと驚きの数字ですよね。


しかも「管理職になりたいと考えていたか」という質問に対しては、全体の8.4%が「なりたくなかった」と答えていたようで、29.1%が「どちらかというと、なりたくなかった」のだそうです。


普通は、昇進することに喜びがあるものなのですが、これまでの日本企業にありがちな役職付きは残業がでないなどというブラックな会社もあるのでしょうかね?


また、「管理職になりたくなかった」という答えの人に今後のプランを訪ねると「現状維持」が42.7%で、「さらなる昇進」を望む人は18.3%で、その上の「経営層への昇格」を目指している人はたったの9.0%だったのだとか。


確かに、現場と管理職では仕事が大きくことなってきますし、管理職になる前の仕事が好きだった人からすれば、昇進も考えものですよね。


よく刑事ドラマなどで、切れ者なのに昇進を断って、現場に残るという刑事がいたりしますけど、これと同じようなイメージかもしれませんよね。


そしてこの調査では、管理職を経験した現在の不安や不満についても聞いているのですが、年代別に少しずつ答えは異なっていて、20代は「部下の育成」が38.5%、30代は「業務量の増加」が35.7%、40代は「業務量の増加」と「経営者からのプレッシャー」がともに45.7%で同率1位となったようです。


さらに50代では「経営者からのプレッシャー」(36.0%)と「部下の育成」(34.8%)、「業務量の増加」(31.5%)がそれぞれ拮抗してきており、60代ともなると「経営者からのプレッシャー」が40.8%で、断トツ首位となるようです。


まぁ、これらの不安や悩みをみてみると、年代を追うごとに気にかけなければならない要素が増えていくというような感じで、憂鬱になるのもわからないでもないですね。


これまで自分一人の数字だけを追いかければよかったものが、課や部、会社とどんどんと見なければならない範囲が大きくなっていくので、それにともない不安も大きくなっていくのでしょうね。


特に、このコロナ禍においては、これまでの経験や知識はまるで役に立たず、新しい環境への適応と対応能力が必要とされますから、なおさら、不安になるのでしょうね。

少ない資本金のリスク

今の時代、資本金1円からでも起業できるようになりました。


つまり、起業のハードルはこれまでと比べ、各段と低くなり、誰でもが起業することができるわけで、少ない資本金しかなかったとしても、法人として起業することは可能です。


しかし、注意しておきたいのは、起業することは簡単であっても、その事業を存続さえていくこととは全くの別ものであり、起業したのはいいけど、3か月も持たずに倒産なんてことも十分にあり得る話なのです。




そもそも会社とは、利益を出しながら経営していくことが必須であり、長く会社を存続させていくためには、どうしても少額の資本金では心素ありません。


無借金経営。


たいていの日本人は借金することに対して後ろ向きで、どうしても自分の資金力だけで勝負しようとしがちなのですが、これは大きな間違いで、会社経営に重要なものはキャッシュです。


というのも、売上がなく利益がほぼないにせよ、手元に資金さえあれば、利益を出すために手を打つことはできますし、乱暴な言い方をすれば、赤字が数か月続くような状況であったとしても、手元に資金さえ残っていれば、倒産することはないのです。


よく黒字倒産という状況に陥る企業がありますが、なぜ利益が出ているのに倒産するのだろうと不思議に思いますよね?


この場合、大抵は手元のキャッシュが不足してしまい、資金繰りが上手くいかなくなることによる倒産であり、手元に資金さえあれば解決できる問題だったりします。


ですので、少額で起業する場合でも、その後の資金繰りのことを考え、無借金経営なんて立派なことを考えず、銀行などからうまくお金を借りつつ、健全な経営を目指せるようにするようにしましょう。


会社設立後、仕入れやテナント料、光熱費、人件費など、確実にランニングコストはかかりますし、少なくとも半年後くらいまえの資金繰りだけは考えておいたほうがいいでしょう。

10人の起業家に100億円の出資先

前澤友作さんが代表を務める前澤ファンドが14社に対して総額100億円規模の出資を決定したと発表し、その事業領域は自社事業を含め13にも及んでいるようです。




これまで前澤さんは、主にSNSなどで個人に対し無作為に現金を配っていたのですが、どうやら2021年は事業に対して出資していくようで、「社会課題の解決」や「趣味の追求」を事業テーマに掲げる起業家や団体に対して、前澤さんの個人資産をもとに総額100億円規模の出資をおこなう株式会社として2020年2月に前澤ファンドを設立しています。
今回の前澤ファンド「10人の起業家に100億円」の出資企画には、計4331件の応募があり、その中から14社に出資を決定したようで、今後、各事業においては一定以上の株式を保有することで、経営株主に近い立場で前澤友作氏自らも参画し、パートナーとして一体となりながら事業のサポートや経営に対する助言なども行う予定なのだそうです。


また、出資にとどまらず前澤友作氏が持つ知見やPRなどを最大限活用し、各事業の垂直立ち上げと成長加速を中長期的にサポートすることで、14社全社での上場を目指すようで、コロナ禍の中で沈みがちな日本において、明るい話題となりましたね。


出資先は、


  • 決済関連のフィンテック事業のARIGATOBANK
  • ひとり親をサポートし養育費あんしん受取りサービスを手掛ける小さな一歩
  • スマートトイレを中心とした猫のヘルスケア事業を手掛けるトレッタキャッツ
  • サバの養殖事業を手掛けるフィッシュ・バイオテック
  • 魚釣りSNS「アングラーズ」を提供するアングラーズ
  • 尿検査によるパーソナル栄養改善サービスを提供するユカシカド
  • 女性ホルモンチェックや健康サポート事業を手掛けるMEDERI
  • 介護施設マッチングサービスを提供するKURASERU
  • 会員制プライベートジェットサービスを展開するOpenSky
  • 海中旅行事業を手掛けるシーバルーン
  • 有名人に自分向けの動画を注文できる「オクリー(OKULY)」を運営するオクリー
  • 東南アジアを中心に子どもの才能を分析し個別最適化した遊びと学びを届けるサブスクリプションサービスを提供するトイエイトホールディングス
  • 大学生向けの履修管理SNS「ペンマーク(Penmark)」を運営するペンマーク
  • 選挙・政治活動支援プラットフォーム「スマート選挙」を運営するセンキョ


の全14社となっています。